こんばんは。
晴波です。
2期第9話を観たのですが、あまり思いがまとまっていないのでその雑感を。
まずリアタイ時はう〜〜〜ん??って感じでした。
あ、以下はもうリアタイ時の感想とは言い難いです。2回目まだ観てないですが。
サニパの扱いが悲しい。
私、サニパことSunny Passionさん大好きなんですよね。
一期で不満だったのはサニパのMVがなかったことくらいだったので。
だって、ラブライブ!っていつもMVの火力で様々なことをねじ伏せて来たコンテンツじゃないですか。ストーリーの粗とかストーリーの粗とか。
それがほぼほぼ無いも同然の、実力があるのかいまいち伝わらない宙ぶらりんの状態でLiella!の最高のMVを破ったと言われても正直説得力に欠けるのは否めないと思っていました。
CDも発売されてようやくサニパの実力の片鱗が見えてきた、ライブで観客を巻き込む自分達の世界を一瞬で確立できる力のあるスクールアイドルなんだって自分は理解できましたけど。
TVアニメだけを観てる層にサニパの実力が伝わっていたとは思えません。
伝聞だけという中途半端な手段で実力ありますなんて言葉だけを伝えるなんてそんなのラブライブ!のアニメらしくもない…。
まあ一期は尺が無かったから仕方がない、2期ではきっとリベンジでLiella!とサニパの直接対決が観られるんだろう、その高みでMVを激突させるんだろうと期待していたんです。
そしたら何よ3話〜はー???
ポッと出のウィーンさんにはめちゃくちゃ良いMV付き楽曲出してるじゃないですか?
ふざけn…じゃなくてなんでそれなら一期でサニパのMV出してくれなかったの?って思ってしまいましたよ。
そのせいで私はあんまり3話がお口に合っていません。きな子ちゃん周りのお話は好きですが。
で、サニパのMV無かったことへのアンサー、想定してた中でも最悪の部類だったことが9話で分かったわけですが…
要するに
「ウィーン・マルガレーテよりSunny Passionの方が実力的に格下なのでMVすら用意されなかった」
と私は理解しましたが、間違ってたら教えてください。
SASUKEでも1stステージ脱落者はあまり映されないですもんね。(?)
せめて13話構成だったなら……と思わずにはいられませんが。残念です。
なんで上記の理解かと言うと1期でずっとサニパの実力が曖昧に描かれていたのは、全て2期のこの時のためだったのではないか?と思ったからです。
ラブライブ!のアニメに置いてライブMVはバトルアニメの必殺技に相当するんです(的なことをどこかで脚本の花田さんが言ってた気がする)。
サニパにはラブライブ!優勝という記号だけを与えて格をつけて、そこを視覚的に分かりやすい必殺MVを携えたウィーンさんが凌駕していく……。
伝聞だけのサニパより圧倒的な説得力がある。
方法としてはまあ確かにあるのかなとは思いますし(安上がりで尺取らずに済むし)サニパがウィーンさんに負けること自体は勝負事だからそういうこともあると理解していますが。
やっぱりサニパのMV(ちゃんとしたライブシーン)がTVアニメの中で一度も存在することなく退場してしまったことを受け入れるにはサニパを好きになりすぎた。
好きになりすぎると期待が先行してしまって結果が違った時にもにょってしまう展開、2年前にもやってしまって最終的にコンテンツから離れる経験をしたので嫌だったんですが、んーまあ今回はうん。
とりあえずサニパのMV付き楽曲をください。
このままではあまりにも不憫すぎる。
1期のLiella!を導く先輩としての立場は非常に良かっただけに残念です。
その実力を存分に体感させてくれる見せ場が欲しかった。
これに尽きる。ほんとに。その描写が少しでもあってくれたなら。何も言わずに9話は神回で2期も最高って言えたと思います。
サニパ、Sunny Passionは誇り高い最高のスクールアイドルなんだぞって。
スーパースターなんだぞって。
ラブライブ!の否定者に敗れるただのかませなんかじゃないんだぞって。
MV1本あれば全部解決したじゃん〜〜!!!!!
MVプリーズ!!!!!!!!!!!
1期のころからの無念の積み重ねが今出てきてしまって上記のやつな感じになってしまいましたが、良いところは沢山ありました。
というかサニパの部分に目を瞑れば9話は感動の神回と言って差し支えないと思います。
私ですら最後のクゥすみハグは泣きそうになったです。
脚本的には終わりよければ全て良し(極大クゥすみの尊さでまあなんか色々粗はあったけど後味良かったからオッケーか…)を狙ってたのは明らかでしたが、ラブライブ!ってそういうアニメだからね!私はそういうところ好きよ。というかそれが無理な人は個人的にラブライブ!観るの向いてないと思う。
Liella!のお話は素晴らしかったと思います。
チェケラ!!と帰国問題へのアンサーにこれ以上のものはないでしょう。
1期生、2期生との実力差が改めて浮き彫りにされたのも良かったと思います。正直Chance Day, Chance Way!のMVからは読み取れませんが…笑!
2期生達はずっと一貫してスクールアイドルを楽しむこと以上にLiella!の役に立つ(=Liella!として優勝を目指す)ことを何より大事にしてきた4人。
実力差を埋めるために夏合宿をした6話では、「Liella!の役に立たないならスクールアイドルをやるつもりはない」という発言が出るほどでした。
9話でそれを行動で示していましたね。
きな子ちゃんがすみれちゃんの提案に対して「そうですよね」と即答していたあたり、実力差は未だに感じていたのでしょう。
そして身をひく決断を下す4人……。観ていてめちゃくちゃつらい。
でも一貫してて良いなと思います。
Liella!が勝つことが何より大事だから。そこは1番ブレてはいけないところだから。
2話で言ってましたもんね。
きな子ちゃんの憧れたLiella!は。
その道を突き進めと言ったメイちゃんは。
首尾一貫している人は好きです。
そしてそれは1期生皆んなにも言えることなのでそこも良かったです。
すみれちゃんもまるで青鬼のような…なんというか悪役を買って出てて…
可可ちゃんの事情を明かさずに勝つためにはこうするしかなかったというめちゃくちゃ苦しく、辛い展開になってしまった…。
嘘の動機なんですけど、その動機が本気ならそれは澁谷かのん、Liella!を裏切っていたことになるのでかのんさんの怒りはもっともだと思います。
そして何より、9人で歌わなければ意味がない。そこは澁谷かのんさんが正しい。
すみれちゃんも分かってるからこそ苦しいし、というかこんな役回りを一高校生が背負うのは無理がある。
役回りどころの話ではなくて、そもそも可可ちゃんの問題を一人で抱え込むこと自体にも無理があった。
あまりにもつらい。
平安名すみれさんは本当に優しい心の持ち主だから……。
悪役なんて柄じゃ無いから……。
2期生の想いを伝えられて、徹しきれるわけがない。
そこで可可ちゃんまで来ちゃったら、。
まあ、無理でしょ……。
でも2期生が真っ先に身を引くことをすみれに伝えに行くのはすごく良かったです。さっきの一貫性の話ですが。
そのおかげで9人が同じ立場になれた(可可の話を同じタイミングで知ることができた)。
ここがめちゃくちゃ大事だと思います。
可可の想いを、すみれの想いを直に知ることで、何故勝たなければならないかを誰もが1番理解したから。
9人が同じラインに立てたから。
迷いなく9人でのリスタートが始まったように感じました。
この9人で、今年、勝てなければ意味がない。
5人でも優勝できた。これは間違いない。
9人で夢する方がずっと難しい。
それでも優勝することに、本当に本当に大きな価値がある。
それが"次の世代"に繋がるから。
メタ的なこと言うともうLiella!はラブライブ!で一度たりとも負けられない状態なので絶対に連覇します。
しなかったらこの物語はそこで終わりですよ。
第10話の予告は澁谷かのんさん。
これでウィーンさんに勝てなかったら嘘だよ。
ウィーンさんに勝てるかどうかはもうLiella!だけの問題ではなくて、ラブライブ!そのものの存立に関わってると思う。
だってウィーンさんラブライブ!否定してるんですよ??
そんな人が優勝したら、大会としては終わりでしょう。
あ、だからラブライブ!スーパースター!!なの?タイトル。
Liella!はラブライブ!も背負ってしまった……?
スーパースター……絶対勝って。
Liella!、絶対連覇してね。
ではでは。